リベルサスは、「GLP-1受容作動薬」という種類の薬剤で、主に糖尿病や医療ダイエットで使用される薬剤です。
GLP-1受容作動薬で唯一の”経口薬”として広く認知されている薬剤で、処方しやすいお薬です。
服用方法が少し特殊ですが、そのルールをしっかり守って服用し、効果を実感しましょう。
GLP-1とは?
食後に血糖値が上がったとき、小腸から分泌されるホルモンです(痩せホルモンといわれています)
体内ではGLP-1は分解酵素によって分解されてしまいますが、”GLP-1受容作動薬”は分解されにくい構造になっていて、
長い作用時間を実現した薬剤です。
・満腹中枢に作用し、食欲を抑える
・胃の蠕動運動を抑えてくれる = 過食の防止
・褐色脂肪細胞に作用し基礎代謝量が上がる といった作用が期待できます。
リベルサスの使用感
食欲や胃の蠕動運動を抑制する作用によって、このような使用感を感じる方が多いようです。
・少食になった
・間食、空腹が気にならなくなる
・飲酒の量が減った
その為、きつい運動、辛い食事制限などをせず、体重減少の効果を得ることができます。
副作用について
胃のムカムカ、嘔気、お腹の張り、頭痛、便秘 といった副作用の報告があります。
血中濃度が安定してくると、副作用は感じにくくなります。
リベルサスの飲み方
リベルサスは1日1回1錠服用します。服用にあたって、下記3つのルールを必ず守りましょう。
①空腹時に服用する(起床時がおすすめ!)
胃の中に食べ物や飲み物がある状態で服用すると、有効成分が吸収されなくなるため、胃の中が空っぽな起床時を推奨します。
②コップ半分の水(120ml)で服用する
これは服用時の水の量で有効成分の吸収率が変わることが試験によって示されています。
★120ml=オロナミンC1本相当 およそコップ半分の量といわれています
③服用後、最低でも30分は飲食・他のお薬の服用をしない
”少なくとも30分以上は胃からの吸収のための時間を設けてください”という意味です。
この30分間は、他の薬・サプリ・水・食事 すべて口にしないことが非常に重要となります。
高血圧など急を要さない薬は、リベルサス服用後最低30分が経って服用するようにしてください。
以上3点です。この飲み方を守らないと、せっかくの良い薬が有効成分が吸収されず無駄になってしまいます。
商品名 | リベルサス 3mg / 7mg / 14mg |
特徴 | 効き目が長く続く |
飲み方 | 1日1回空腹時(朝食前)に1錠服用 |
主な副作用 | 胃腸症状(吐き気・下痢・胃のむかつき 等) |
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